即実践できる時短術、「ショートカットキー」。
今回は「Altキー」を使ったショートカットキーについてお話しします。
Altキーのショートカットは、「打つキーの順番を覚えるもの」が多いのが特徴。
使いこなせれば、マウスクリック不要で、メニューバーのタブやアイコンを操作できるようになります。
メニュー項目の数だけショートカットキーが存在するAltキーですが、本記事では、まずは覚えたいおすすめ8選のみ紹介します。
マウスとキーボードの往復が少なくなり、時短を実感いただけること間違いなしです!
ツール操作を最短ルートで動かせるAtlキー
Atlキーを使ったショートカットは、主にメニューバーにあるタブやアイコンによる操作を、マウスなしで行うためのものです。
Altキーを押すと、ツール上部のタブやアイコンにアルファベットが表示されます。
表示されたアルファベットや数字のキーを順番に打つことで、マウスなしでも目的の操作にたどり着ける、というのがAtlキーの基本的な使い方です。
キーを打つ順番を覚えるのが大変ですが、必要なものだけ習得すれば十分です。
本記事では、実務でよく使っているAtlキーのショートカットを8つ紹介します。
Altキー以外に、CtrlキーやWindowsキーのショートカットも紹介していますので、よかったら併せてご覧ください。
Atlキーを使ったショートカット8選
実務で頻繁に使っているショートカットキーを、「ツール全般」「Excel」「フォルダ管理」に分けて紹介します。
ツール全般で使えるAltキー
【Alt + F4】ウィンドウを閉じる
使用中のアプリ等を、「✗」ボタンクリック不要ですばやく閉じられます。
【Alt → F】ファイルタブを開く
ほとんどのアプリで、ウィンドウの左上にある「ファイル」タブを開くことができます。
また、ファイル内のメニューには、括弧書きでアルファベットが書かれていることがあります。この括弧書きもショートカットキーです。
「Alt → F → 必要な操作のショートカットキー」を覚えれば、上書き保存やエクスポートなどをする際、マウスを使う必要がなくなります。
Excelで使えるAltキー
【Alt → E → S】形式を選択して貼り付け
コピーしたセルの内容を、「値」「書式」など貼り付け形式を選んでペーストできます。
「Alt → E → S」の次に「◯ → Enter」を押せば、どの形式で貼り付けるかも選べます。
例えば、以下がよく使っている形式貼り付けです。
- 「V → Enter」を打てば、「値」で貼り付け
- 「T → Enter」は、「書式」を貼り付け
- 「F → Enter」なら、「数式」で貼り付け
【Alt + Enter】セル内で改行
1つのセル内で、複数行にわたるテキストを入力したいときに使います。
セルの中でAltキーを押しながらEnterすれば、改行しても次のセルに移動しません。
セルを分けずに、1つの文章を書くことができます。
【Alt + Shift + =】オートSUM関数を挿入
合計値を自動計算する「SUM関数」を、瞬時に呼び出せます。
いちいちSUM関数のアイコンに移動したり、数式を直接入力したりしなくて良いので、データ集計の際に役立ちます。
【Alt → W → F → F】ウィンドウ枠の固定
ウィンドウ枠を固定すると、シートをスクロールしても特定の行/列が画面に固定表示されます。
見出しにあたる行/列が常に表示されるため、「このデータは何の項目だろう?」と確認する手間が省けます。
フォルダ管理に使えるAltキー
【Altキーを押しながらファイルドラッグ】ファイルのショートカット作成
- ショートカットを作成したいファイルを、Altキーを押しながらクリック
- ショートカットを置く場所へドラッグ
で、ファイルのショートカットを作成できます。
「右クリックからのメニュー選択」が要らないので、時短になります。
【Alt + ↑】1つ上の階層へ移動
現在のフォルダから、1つ上の階層のフォルダへ移動できます。
3階層以上あるような深いフォルダから1階層目まで戻りたい時、マウスで「戻る」ボタンをクリックしなくても良くなります。
ちなみに「1つ下の階層」へ行きたい場合は、該当のフォルダでEnterキーを押せばOKです。
まとめ:Atlキーのショートカットは、キーの順番を手で覚えるのがコツ
今回紹介したショートカットキーをおさらいしてみましょう。
【Alt + F4】ウィンドウを閉じる
【Alt → F】ファイルタブを開く
【Alt → E → S】形式を選択して貼り付け(V:値、T:書式、F:数式)
【Alt + Enter】セル内で改行
【Alt + Shift + =】オートSUM関数を挿入
【Alt → W → F → F】ウィンドウ枠の固定
【Altキーを押してドラッグ】ファイルのショートカット作成
【Alt + ↑】1つ上の階層へ移動
Altキーを使ったショートカットキーは、打つキーの順番を覚えるものが多いです。
今回紹介したのはほんの一部なので、WordやExcel、ブラウザを開いたら、とりあえずAltキーを押して、どのような操作ができるか試してみるのも良いでしょう。
初めはショートカットキーのメモをパソコン付近などに置いておき、手が覚えるまで繰り返し使うのが、習得のコツです。
1日1個ずつからでも、ぜひショートカットキーを使ってみてください!
マウスとキーボードの往復が少なくなることで、時短を実感いただけるかと思います。
また、Ctrlキー、Windowsキーを使ったショートカットキーも紹介しています。
併せて学んでいき、ショートカットキーを使いこなしましょう!