スケジュールを提示する時は、「納期は3割増し、タスク完了は2割引き」で提示するようにしましょう。納期を守りつつ、仕事の早さも評価を高められます。
「もっと納期に余裕をもって仕事がしたい」とお悩みの方は、もしかしたらスケジュールの決め方に課題があるのかもしれません。
「仕事が早い」、実はスケジュール提示が上手なだけ
仕事の納期を守れるし、仕事の質も高い。
そんな「仕事が早い人」だと思われると、自然と評価と信頼が積み上がっていきます。
ただ、実はスケジュール提示をうまくやることで、納期に余裕をもって仕事ができているのです。
スケジュール提示のコツは「納期3割増、タスク完了2割引」
結論、この2つを意識してみましょう。
【1】納期の提示は、3割増しにする
【2】タスクの完了は、2割引きにする
※ただし、どのケースにも通用するとは限らない
以下で、順番に説明していきます。
納期の提示は3割増しにする
納期を提示する時は、実際に完了できそうな期間よりも3割ほど余裕を持たせて提示します。
提示する納期=完了できそうな期間×1.3
例えば「10日で終わりそうなタスク」なら、「10日×1.3=13日」で納期を提示します。
これにより、余裕を持ったスケジュールを確保できます。また、万が一トラブルが発生した場合でも、納期に間に合う確率が高まります。
タスクの完了は2割引きにする
タスクの完了は、提示した納期の2割引きのタイミングで報告します。
タスクの完了=提示した納期×0.8
例えば「納期10日」で提示したタスクであれば、「作業開始から8日後」にタスク完了を報告します。
これにより、クライアントや上司・同僚などに「予定よりも早く仕上げてくれた」と好印象を与えられます。
スケジュール提示の注意点
ただし、「納期3割増、タスク完了2割引」がどのケースでも通用するとは限りませんのでご注意ください。
「早ければ早いほど良い」とは違う
早く仕事を終わらせることだけが、評価につながるとは限りません。
あまりにも提出が早すぎると、
「やっつけ仕事では?」
「クオリティが低いのでは?」
と疑われる可能性があります。
大切なのは、納期厳守を通じて職場の人やクライアントなどから評価と信頼を積み上げることです。
適切なスピード感と品質を保ちながら、愛を持って仕事をしましょう。
納期が長すぎる場合、受注できないことも
例えば納期が数ヶ月におよぶなど、3割増しにすると納期が長すぎてしまうケースが発生します。
また、提示する納期によっては「もっと早くやってほしい」と言われるかもしれません。提示先がクライアントの場合、最悪そのオファーがが見送られる可能性もあります。
場合によって2割増しや1割増しの納期に調整するなど、柔軟に対応しましょう。
まとめ:上手なスケジュール提示で「仕事ができる人」と思われよう
「仕事ができる人」と思われるためのスケジュール管理のコツとして、以下を紹介しました。
【1】納期の提示は、3割増し「提示する納期=完了できそうな期間×1.3」
【2】タスクの完了は、2割引き「タスクの完了=提示した納期×0.8」
※ただし、どのケースにも通用するとは限らない
どんな仕事をするにせよ、納期厳守は必要です。
納期が守れることは、自己管理がしっかりできていることや、プロとして仕事ができることの証明にもなるため、仕事においてとても重要です。
また、納期に追われず仕事を完了できることで、納期間際のあせりによるミスやストレスの軽減にもつながります。
このスケジュール提示術を取り入れて、「仕事ができる人」と評価される方が増えたら嬉しいです。
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