パソコンのデスクトップ、アイコンだらけになっていませんか?
デスクトップに置くべきデータは、「ゴミ箱」と「一時データ」の2種類だけです。
共用データは、クラウドストレージで保管しましょう。
デスクトップが乱雑だと、「データ探しに手間取る」「データ消失のリスク」といったデメリットがあります。
本記事では、業務効率アップのためのデスクトップ整理術をお伝えします。
スッキリとしたデスクトップで、パソコン環境を快適にしましょう!
デスクトップは「自分の机の上」と同じ
「神速パソコン仕事術見るだけノート」の中に、
机と同じくデスクトップは整頓が大切
「神速パソコン仕事術見るだけノート」(著者:岡田 充弘)
という一文があります。
整理整頓されて、必要なものがすぐに取り出せるデスクは、作業効率を高めてくれます。
同様に、デスクトップを整理整頓して使いやすくすることは、効率的な作業を行う環境に必要です。
デスクトップに置くのは「ゴミ箱」と「一時データ」だけ
デスクトップは、「ゴミ箱」と「一時データ」だけ置いてある状態が理想的です。
- ゴミ箱:削除データが入る場所
- 一時データ:閲覧後は削除して良いもの、一時的に作業するもの、ダウンロード後に適切な場所へ移動するものの総称
机の上も、必要な時だけ資料を出して、終わったら片付けたり捨てたりしますよね。
同じことを、デスクトップでも行うのです。
ゴミ箱のデータ削除も定期的に行う
削除データはゴミ箱に移動しますが、何もしないとゴミ箱にデータが溜まり続けます。
ゴミ箱に入っているデータも、定期的に削除しましょう。
私の場合は、月初に1回「削除日が2ヶ月前のものをゴミ箱から削除しています。例えば5月初めには、削除日が3月のものを削除するという感じです。
「ゴミ箱を空にする」で一気に消しても良いのですが、削除したものが数日後また必要になるケースがたまにあるため、すぐに消さないようにしています。
手動でのデータ削除が面倒であれば、一定期間を過ぎたデータをゴミ箱から自動削除する方法もあります。詳細は割愛しますが、「Windows ゴミ箱 自動削除」などで調べればやり方が出てきます。
デスクトップに「共用データ」を置くのはNG
デスクトップに置くべきではないのは「ゴミ箱」「一時データ」以外の全てですが、特に「共用データ」はNGです。
共用データは、部署やプロジェクトチームなど複数人で共有する重要なデータです。
デスクトップに限らず、「自分のパソコンでないとアクセスできない場所」に置いてはいけません。
データはクラウドストレージに置くのがベスト
共用データなどは、個人のデスクトップではなく、クラウドストレージに保存するのがベストです。
クラウドストレージとは、例えば以下のようなものです。
- Google Drive
- Dropbox
- OneDrive など
クラウドストレージは、データ共有が簡単でバックアップ体制が整っていることが一般的です。
クラウドストレージにデータを保存する際は、フォルダを整理する、検索しやすいファイル名にするといった管理ルールも整備しましょう。
デスクトップが散らかることのデメリット
そもそも、なぜデスクトップが乱雑だと良くないのか。それは、以下のようなデメリットがあるからです。
データ探しに手間取る
アイコンが乱雑に並んでいる中から、都度必要なファイルやフォルダを見つけるのは時間がかかります。
探す時間によって作業が中断され、集中力も途切れてしまいます。
パソコンの動作が遅くなる
デスクトップに多くのアイコンがあると、パソコンの動きが遅くなると言われています。
パソコンの動作が遅いと、作業効率が下がることに。
「パソコンの起動に時間がかかる」「データ表示が遅い」など、業務と関係ないところでストレスも溜まってしまいます。
「そのパソコンにしかデータが無い」というリスクがある
業務で扱うデータは、他の人と共用しているケースが一般的です。
大事なデータをデスクトップだけに保存している場合、もしパソコンが壊れたらデータも消えてしまい、データを扱っていた他の人達にも影響があります。
データのバージョン管理が煩雑になる
例えば、同じデータが「社内サーバー」と「自分のデスクトップ」の2箇所にある場合は、誤って古いデータを更新してしまうかもしれません。
これでは、どちらが最新版かわからなくなってしまいます。
あなたのデスクトップは、アイコンが乱雑に並んでいる状態になっていませんか?
まとめ:デスクトップクリーンで業務効率を上げよう
本記事では、デスクトップの使い方と置くべきデータについてお話しました。
■デスクトップは「机の上」と同じ
■デスクトップに置くのは、「ゴミ箱」「一時データ」の2種類だけ
※ゴミ箱のデータ削除も定期的に行う
■共用データは、デスクトップに置かない
※共用データは、クラウドストレージでのデータ保管がベスト
デスクトップ整理は、単に画面をすっきりさせるだけではありません。
必要なデータのみデスクトップに置いて作業できることで、業務効率の向上にも繋がります。
アイコンだらけのデスクトップから卒業して、快適なパソコン環境をつくっていきましょう!
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