Web検索を使った調べ物は、意外と手間がかかります。
- 検索結果から参考になりそうなサイトを探す
- サイトにアクセスして内容を読む
- 他の参考サイトも複数見ながら情報をまとめる
「気づけば、調べ物で1時間も使ってしまった」なんて経験は、ありませんか?
そこで紹介するのが、検索効率を劇的に上げてくれる「Perplexity ai(パープレキシティ)」です。
Perplexity aiに質問を投げるだけで、Web上の情報を整理して要約し、参照元まで示してくれるため、情報収集の手間が大幅に減らせます。
本記事では、Perplexity aiの特徴や、実務での具体的な活用例を紹介します。
Perplexity aiを使ってWeb検索の調べ物を時短しよう
- 「これ、調べといて」と、上司から指示された時
- 実務の中で、わからないことがあった時
これまでは、まず検索エンジンにキーワードを入力して、参考サイトを巡って情報を集める、という作業が当たり前でした。
ですがこのやり方は、良い参考サイトを見つけるのに時間がかかったり、複数のサイトから情報をまとめる手間があったりというデメリットがありました。
Perplexity aiを使えば、Web検索から情報収集、とりまとめまでを瞬時に行ってくれます。
あなたの「調べる時間」を短縮する、Perplexity aiについて見ていきましょう。
Perplexity aiは「検索が得意な生成AI」
Perplexity aiは、「検索・情報収集に特化した生成AI」と覚えていただければ大丈夫です。
誰かに尋ねるような文章で、質問を投げかけることができます。
尋ねた内容に対して、複数のWebサイトから得た情報を整理して、要約と参照サイトを提示してくれます。
これにより、
- 検索結果から参考サイトを探す手間
- サイトにアクセスして中身を見る手間
- 他のサイトも見ながら情報をまとめる手間
といった手作業が大幅に省けます。
Google検索との使い分け
Googleは、入力したキーワードに関連するものを、検索結果として一覧表示してくれます。
Perplexity aiは、情報をまとめて要約したものを提示してくれます。
ざっくり要点をつかみたい時はPerplexity ai、情報を深掘りしたい時や特定のサイトにアクセスしたい時はGoogle検索、といった使い分けがおすすめです。
ChatGPTやGeminiとの違い
ChatGPTやGeminiは、主に「会話や文章生成」に強みを持つAIであり、検索機能は補助的な位置付けです。
「検索」という機能で見ると、それぞれ以下の違いがあります。
- ChatGPT:出典が各回答でばらばらに配置されており、参照元を整理するために
「上記の回答で参照したサイト一覧をまとめて」などと指示する必要がある - Gemini:出典が明示されないことが多く、回答の根拠を自分で探す必要がある
- Perplexity ai:最初から「検索結果の要約、出典」を表示してくれる
実務での具体的な使い方
具体的に、Perplexity aiを業務のどのような場面で使用できるか、例を挙げて紹介します。
法改正や制度変更の概要確認
毎年少しずつ変わる年末調整や税制、対応が必要な法改正などを、まずはざっくり把握したいときに便利です。
- 今年の年末調整は、去年と何が変わった?
- 来年施行される法改正まとめ
- アルコールチェックが義務化された事業者の要件
取引先企業の概要リサーチ
新規の取引先や、業務委託を検討中の企業などについて、公開されている情報から事業内容や直近の動向といった与信調査を行うことができます。
- A社の直近の財務情報
- B社の事業内容と規模
日常業務のちょっとした疑問解消
ExcelやWordの操作方法や、法務に関する簡単な確認など、日常業務で浮かんだ疑問を解消できます。
- Excelの列の幅を編集したいのですが、ショートカットはありますか
- Wordで差し込み文書を作成する手順
- 業務委託契約書に「甲が乙に支払う報酬は98万円(税別)とする」の記載がある場合、収入印紙は必要ですか
注意点:Perplexity aiも回答を間違えることがある
生成AIの利用にあたり全般的に言えることですが、Perplexity aiの回答も100%正しいとは限りません。
検索の時短につながる便利なツールですが、以下の点に注意して利用しましょう。
出典のチェックを必ず行う
回答の根拠となる「ソース(出典)」にいくつかアクセスして、サイトの内容を大まかに確認することを習慣づけましょう。
稀に、回答内容と出典の情報が微妙に違っていることがあります。
出典を明示してくれるPerplexity aiだからこそ、裏付けの確認はしっかり行いましょう。
専門性の高い内容は、公式情報や専門家の見解をもらう
健康や法律、税務など、専門性が高く正確な情報が必要なテーマは、官公庁などの公式サイトを確認しましょう。
勤め先に顧問労務士や顧問弁護士などがいる場合は、調べた内容が問題ないか、顧問の見解をもらうのが確実です。
Perplexity aiはあくまで「調べ物」の効率化ツールであり、情報の扱いを判断するのは人間である、という意識を持つことが大切です。
まとめ:Perplexity aiで、日々の調べ物をスマートにしよう
Perplexity aiは、Web検索から情報収集・要約にかかる時間を大幅に短縮してくれる、非常に心強いAI検索ツールです。
- 複数のサイトを巡る手間がなくなり、効率が上がる
- 回答の根拠(出典)を明示してくれるため、情報が正しいか確認しやすい
ただし、利用にあたっては、「情報を鵜呑みにせず、出典(ソース)を確認する」「可能なら専門家の見解も聞く」といったことにも注意しましょう。
Perplexity aiは仕事に限らず、スマホアプリで日常的な検索にも活用できます。
気になることがあったら、まずはPerplexity aiに尋ねてみてはいかがでしょうか。

